現在、日本の農業は多くの課題を抱えています。高齢化、資材高騰、販路の不安定さなど、その中でも特に大きいのが「収益の確保」。うちのような小百姓は、この課題と日々向き合っているようで目を背けてしまっています。

現状の収穫規模

現在、うちでは、6反(約0.6ヘクタール)の田んぼで米を作っています。
収穫量はおよそ:

  • 30kg袋 × 約110袋
  • 合計:約 3.3トン

この規模では、機械代、資材費、人件費、燃料費などを考えると、年間を通じて黒字にするのは非常に厳しいのが現実です。機械が壊れれば中古で探して、身銭を切って購入。結局、年間の黒字なんていうものは、遠いものになってしまっています。。。

なぜ黒字化が難しいのか?

農業は「収穫量 × 単価」が基本です。米の価格は年々下落傾向にあり、加えて天候リスクも避けられません。仮に豊作であっても、価格が下がれば収益は伸びません。

一方で、コストは年々上昇しています。農機の更新費用や修理費、肥料・農薬の価格高騰、燃料費などを考えると、少面積ではどうしても収支がマイナスに傾いてしまいます。

目指すべきは10町

将来的に、10町(1ヘクタール=10反)を目標に耕作面積を広げる必要があります。これは単に広げればいいという話ではなく、「収量を増やし、効率化を図り、販路を確保する」という一連の流れが必要になります。ただ、、、土地を買えばいいという話でもなく(そんなお金もないので)、どうにかこうにか、近隣、同じ町内の遊んでいる田んぼをお借りして、採算性を合わせていければ。。。